特徴について
競売物件の特徴についてですが、現況調査報告書、評価書、物件明細書の3点セットと呼ばれる資料が競売物件には必ず公開されるようになっています。これは裁判所が作成する物件情報です。そして、これが入札者に与えられる唯一の公式情報となっています。この三点セットは全て開示されています。閲覧するためには裁判所の物件閲覧謄写コーナー、または競売物件情報サイトを確認するようにしましょう。
また、本来売ることを想定していない物件が流通するというのも競売物件の特徴として挙げられるでしょう。不動産会社などから仲介される物件というのは様々な面で効率化されています。間取りや立地、利回りに渡るまで計算されて作られているアイテムが多いのです。しかし、競売物件ではそのような特徴がありません。極めて狭い土地や変形地、離島などの僻地物件なども出回っています。
さらに価格の面ですが、こちらは安くなることが多いです。これは利回りが期待できないというわけではありません。誰の目から見ても優良物件であっても格安で売りに出されます。そのため、競売物件は目利きの不動産マンが熱い視線を送っているという側面を持っているのです。利回りの高い物件を探しているのであれば注目しましょう。